タマちゃんのお菓子な日常

お菓子・おかしい話を中心に現代の問題点を掘り下げて行きたいですが、無理でしょうか?

またまたケーキについての続きです

(前回までのあらすじ)
 母にオカマにされかかった私は、作ったケーキを子供にまで嫌われる始末だった。
(今回のお話)
 出来合いの材料で作ったケーキの方がおいしいと子供に言われて、実は私は少し傷ついていた。大きく傷つかなかったのは、わたしがケーキ職人ではないからである。もしケーキ職人なら生クリームの海に飛び込んでいたかも知れない。しかしまあ、こんなんで喜んでくれるのはありがたいものだ。数年は、と言っても2年か3年だが、そうして過ごしていた。
 私の母は女の子が欲しかったと前々回位に書いた。ところが、孫の中で女の子は私の長女ただひとり。まだ、小学生の娘に、昔から持っていた宝石をあげようとする。中には数10万円の真珠のネックレスもあったが、これは貰わなかった。なぜなら、保存が悪くて真珠の色が変わっていて値打ちがなかったからである。
 関係ない話になるが、真珠は宝石(石じゃないんだけど)の中では一番デリケートで、水、乾燥、油、酸、日光、洗剤、香水、ナフタリンなどすべてダメ。真珠用の宝石箱があるのでそこで保管する。真珠の首飾りの上から香水をふるのは厳禁。使い終わった後はぬるま湯で拭いてから乾いた布で水気をとる。だいたい、高級真珠ネックレスの糸は3年位しか持たない。絹糸なんてそんなもの。おかあさん、また、だまされたね(本人には言っていない)。真珠の保管方法なんてどこにでも書いてありますよ。
 さて、その母、孫可愛さに、よりによってケーキショップのケーキを娘に食べさせてしまった。そんなん、勝負になるわけない。買ったケーキに勝てるわけがない。私はケーキ職人じゃないから。おとうさん作ってくれないの?なんて娘に聞くな。挙句に私に下手になったんじゃない、なんて言うな。プロに勝てるわけないだろう。
 それから、娘はケーキ屋のいちごケーキが大好きになって、今だにそれが続いている。