食物に関する疑似科学(1)
疑似とは偽物の意味です。従って、疑似科学とは、うわべだけは科学的に見えるが実際にはそうではないもので、誤認から詐欺まがいのものまであります。特に食品については疑似科学が横行しており、効果のないものあるいは効果の少ないものを過大に宣伝している例が見られます。(このあたり疑似科学の定義については諸説あります)
疑似科学として食品以外で有名なものは、血液型性格診断、パワーストーン・ゲーム脳・多くの心霊現象がこれに当たります(と言いながら妖怪や幽霊の記事を書いている私です)。
とはいえ、疑似科学は科学周縁にあるものも多く、次の点をクリアすれば科学の範疇に入るものです。
1.証明が理論的であるか?検査結果や公理より矛盾せずに導き出しているか。類推がはいっていないか。
2.普遍的な理論であるか。簡単に言えば誰でも同じ実験をすれば同じ結果が得られるか。
3.体系的な科学の基礎理論と矛盾していないか。ただし、科学の基礎理論は一つではない(ニュートン力学・相対性理論・量子論など)。
4.過去に否定された理論ではないか
5.社会的に利用可能であるか。効果がないのに、誤解のうえで利用される恐れはないか。
だいたい、このようなものでしょうか。5にいては理論とは関係ないのですが、科学の意義(生活を良くしていく)を満たしているかどうかということです。
話が長くなったので、次から各問題に入っていきます。
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